八幡・中間相続遺言相談室の
相続手続きに関する相談事例
宗像の方より相続に関するご相談
2024年06月04日
実母の再婚相手が逝去しました。今回私は相続人になるのか、行政書士の先生に伺います。(宗像)
先日、宗像で暮らしていた母の再婚相手の方が亡くなったのですが、そのことで行政書士の先生に質問があります。
私の両親は私が小学生の頃に離婚しており、母は私が成人するまで女手一つで育ててくれました。私は大学卒業とともに宗像を離れ、現在は関西で暮らしています。関西での暮らしも20年になろうというところです。母も宗像での一人暮らしを楽しんでいたようで、お互いによい距離感で暮らしていました。そんな母から再婚の知らせを受けたのは5年ほど前のことです。母には自由に暮らしてもらいたいと思っていましたので、反対はしませんでした。
その再婚相手がこんなにも早く亡くなってしまい、母は気丈にふるまっていますが、やはり気持ちが弱っているようで、私に「相続人として相続手続きを手伝ってほしい」と言っています。
私としても母の力になりたいのですが、再婚相手の方が亡くなった場合に私は相続人になるのかどうかが疑問です。行政書士の先生、この場合私に相続権はありますか?もし相続権があったとしても、今後の母の暮らしを思うと私は財産を相続すべきではないという思いもあります。今後相続手続きで母がお世話になるかもしれませんので、宗像エリアで相続について詳しい行政書士の先生に質問させていただきました。(宗像)
再婚相手の方との養子縁組を終えているのであれば、ご相談者様に相続権があります。
八幡・中間相続遺言相談室にお問い合わせいただき誠にありがとうございます。
今回のご質問でポイントとなるのは、「再婚相手の方と養子縁組を終えているかどうか」という点です。
民法では、子で法定相続人となれるのは「実子」あるいは「養子」だと定めています。ご相談者様は、お母様の再婚相手の方の実子になることはできませんが、養子縁組をすることで養子になることはできます。養子であれば、法定相続人となります。
ご相談内容を拝見すると、お母様が再婚されたのはご相談者様の成人後とのことでした。成人が養子になるためには、養子となるご本人ならびに養親の双方が養子縁組届けに自署押印したうえで届け出る必要があります。それゆえ、ご相談者様が再婚相手の方の養子になっているかどうかはご自身でお分かりのことと存じます。
なお、養子縁組を終えていてご相談者様に相続権があったとしても、財産を相続する意思がないのであれば、相続放棄をするという手もあります。相続放棄した相続人は、はじめから相続人ではないものとみなされます。
八幡・中間相続遺言相談室では、宗像ならびに宗像近郊にお住まいの皆様のご状況に合わせた適切なサポートを提供させていただきます。宗像周辺で相続について相談できる事務所をお探しの皆様は、まずはお気軽に八幡・中間相続遺言相談室の初回無料相談をご利用ください。
宗像の皆様からのお問い合わせを、所員一同心よりお待ちしております。