除籍謄本について

相続手続きで必要な戸籍にはいくつか種類があり、それに除籍謄本も含まれます。
まず、戸籍を見ることで、被相続人の婚姻、離婚、養子縁組など家族関係を全て知ることができます。戸籍は相続人を確定するために使用することが多いですが、除籍謄本も相続手続きの際に銀行や法務局で提出が求められることがあります。そもそも除籍謄本が何のために必要なのかをこちらでご説明していきますので、参考になさってください。

除籍謄本について

まず、婚姻、離婚、養子縁組、分籍、転籍、失踪宣告、死亡などの理由によって戸籍から出る事を「除籍」といいます。除籍した際は、除籍した人の名前に×印が記載されます。全員が除籍により抜けた状態の戸籍原本の内容をそのまま謄写したものを「除籍謄本」といいます。
除籍によって戸籍に誰もいなくなった戸籍は閉鎖されますが、戸籍簿には過去の戸籍として150年保管され、その期間が過ぎると削除されます。この期間を過ぎた除籍の請求も可能で「除籍謄本は破棄した」という内容の破棄証明が発行されます。相続手続きの際に除籍謄本が必要となることがありますので知っておきましょう。

戸籍の閉鎖について

除籍によって、戸籍に誰もいなくなった戸籍は閉鎖されて過去の戸籍となります。内容は従来通りに保管されます。